【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
まさかこんなにすぐ旦那さまの耳に入るとは思ってもみなかった。
「泉くんが病気なのか?」
中に案内すると、旦那さまは一目散に泉のベッドに向かった。
「はい。ウイルス性の髄膜炎だそうです。でももう症状も軽くなってきていて、一週間もあれば完治するそうです。ご心配をおかけしました」
「そうか。安心したよ。莉帆ちゃんも大変だったね」
「いえ。私はおろおろするばかりで、何もできませんでした。いっちゃんが駆けつけてくれなかったら、泉は重症化していたかもしれません。いっちゃんのおかげです」
私の心からの言葉に、旦那さまはどこか悲しそうな表情になる。
「本来なら一緒に暮らすべき家族で、樹は父親として当たり前のことをしただけなのに、私がふたりの結婚を阻んだばかりに……。今後それが原因で泉くんにもしものことがあれば、私は悔やんでも悔やみきれない」
「旦那さまのせいではありません。泉をひとりで産んで育てると、私が自分で決めたんです。私……もっと強くなります。だから旦那さま、心を痛めないでください」
「泉くんが病気なのか?」
中に案内すると、旦那さまは一目散に泉のベッドに向かった。
「はい。ウイルス性の髄膜炎だそうです。でももう症状も軽くなってきていて、一週間もあれば完治するそうです。ご心配をおかけしました」
「そうか。安心したよ。莉帆ちゃんも大変だったね」
「いえ。私はおろおろするばかりで、何もできませんでした。いっちゃんが駆けつけてくれなかったら、泉は重症化していたかもしれません。いっちゃんのおかげです」
私の心からの言葉に、旦那さまはどこか悲しそうな表情になる。
「本来なら一緒に暮らすべき家族で、樹は父親として当たり前のことをしただけなのに、私がふたりの結婚を阻んだばかりに……。今後それが原因で泉くんにもしものことがあれば、私は悔やんでも悔やみきれない」
「旦那さまのせいではありません。泉をひとりで産んで育てると、私が自分で決めたんです。私……もっと強くなります。だから旦那さま、心を痛めないでください」