現在、片想われ中
それにずっと眠っているわけでも、意識があるわけでもない。
裏にいる時の方が色々と不安定なのだ。

「ちなみに言っておくが、学校ではほとんど俺だからな。気安くこの体に触んじゃねーぞ」
「安心しろ、あくまでも俺が好きなのは灯里だ」

堂々と灯里が好きだと宣言しやがった。
尚更拓也の前で灯里を出してたまるか。

「他には何かないのか?・・・・・・出てくる条件みたいなのは」
「普通は時間が経てば、気持ち次第で代わろうと思えば代われる」

他にもあるんだが、拓也に言ってしまうと何されるかわからないからな・・・・・・。
灯里のことは俺が気をつけていれば危険なことなんて何一つない。

「他は?」
「これ以上は教えられるか。絶対お前変なことするだろ」
「さっきみたいな?」
「そうだ」
「なんならもう一回してやろうか?」
「遠慮しときます・・・・・・」

身の危険を感じて少し離れる。

「言わないと今の状態でまたやるぞ」

今の状態ってことは・・・・・・拓也は灯里にしているからいいが、俺からしてみれば男同士みたいじゃねーか。
考えただけで気持ち悪い。
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