ワタシの勘は鋭い




秋になった。



「マーヤー」

彼は相変わらず愛おしい声で私の名前を呼ぶ。



「ハルー!お弁当できたよ〜!」


「いつもありがとう!美味しそう!」


「いってらっしゃい」


「また連絡する!行ってきます!」

そう言って私にキスをする恋人。



こうなる気がしていた。  




私の勘は鋭い。








< 16 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop