王子なドクターに恋をしたら
いずれは院長先生の跡を和泉くんが継いでくれたらいいと話していた。
だから、和泉くんと地元出身のあたしが付き合ってるのは大歓迎で、あたしには感謝してるとまで言っていた。
結婚したら私達を親と思ってくれなんて言われてびっくり!
そ、そんな結婚だなんて!
あたし達はまだ付き合い出したばかりだし、和泉くんがどう思ってるかわからないし!
あたしは慌ててとんでもない!と首を振ったけどお二人はただニコニコと笑ってるだけだった。

焦った焦った…でもちょっと未来を想像してワクワクした。
和泉くんと、もし結婚できたら幸せだろうなあ~。


和泉くんにはその日電話で院長ご夫妻とのことを話すと「僕のいない間に、何してるんだよ叔父さんたちは…」とちょっと呆れていた。

あたしと付き合うことになってこっちに通うことを決めたことも聞くと、それまで話さなくてもいいのにと照れていた。
あたしの為にありがとうと言うと、僕が千雪に逢いたくて自分の為にしたんだよと言ってくれた。

院長先生が結婚の事まで言っていたのはさすがにあたしからは言い辛くって言えなかったけど、とても和やかに楽しくお話しできたと言ったら、「仲良くしてくれるのは嬉しい。今度二人で遊びに行こう」と言ってくれた。

その通り、和泉くんがこちらに来たとき時々院長先生のお宅に遊びに行って夕食などご馳走になっている。
それにあれから、定期的に院長宅にお花を届けるついでにお茶をご馳走になり少しお話をして帰るというのが続いている。
奥様もとい、聡子さんはおちゃめな人でとても楽しかった。


< 125 / 317 >

この作品をシェア

pagetop