王子なドクターに恋をしたら
お風呂は、別々に入った。
一緒に入る?って和泉くんに言われたけど恥ずかしくて出来なかった。

和泉くんに先に入ってもらって浴衣姿で出てきたときには思わず見惚れてしまった。
濡れた栗色の髪から覗くブルーの瞳が妖艶で、でも背が高くてちょっと小さめの浴衣姿がなんだか可愛く見える。
ちょっと小さいねって笑うと和泉くんは照れた顔で似合わないよねと言った。
全然!すごく似合ってるよ!って言ったら肩を竦めてそうかな?っ笑ってた。

温泉すごく良かったよ早く入っておいで、と促されてあたしも入った。
所々にある照明に照らされて雰囲気ある露天風呂に入るとじんわり温まって体がほぐれる。

この後、和泉くんはどうするだろう?
今日、もしかして…って思ってたけど、勇気が出ない。

あたしたちは恋人同士になったのだから身体も…そう思うけどあたしは今まで経験がない。
和泉くんを満足させられる身体でもないからそれで愛想尽かされたらやだなとつい思ってしまう。未だにあたしは自分に自信がないのだ。

それに和泉くんは明日帰ってしまうのに、身体を繋げてしまってはますます離れがたい気になってしまいそうで怖いと思った。
こんなこと考えてたなんて知ったら和泉くんは呆れてしまうだろうか?

< 48 / 317 >

この作品をシェア

pagetop