王子なドクターに恋をしたら
「ははっ!だっせ!相変わらずドジだな松本!」

「何よ!大野だって思いっきりダイブしたくせに!」

「お前を助けようとしたからだろ?」

「全然助けられてないけど~?」

文句の応酬をしながらあたしたちはあんまりのドジっぷりに笑った。
あ~あ、どうすんのこれ…と立ち上がりびしょ濡れのあたしたちはまたお互いを見て笑った。

その後、ずぶ濡れのまま帰りお母さんに何してんのよと呆れられた。
あたしの家の方が近くて寄った大野にお風呂と兄の服を貸した。

帰り際、大野はあたしの頭をポンポン叩き、風邪ひくなよと言って帰って行った。

自分のドジっぷりは情けなかったけど、久々高校時代に戻ったみたいで大野とのやり取りは楽しかった。
大野が帰ってからゆっくりお風呂に浸かると体は冷えてたらしくお湯がじんわり身に染みた。


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