終わらない恋を、キミと。

…今日は天気良いし、洗濯物干そう。

うんうん。と、自分に言って納得させて朝の忙しさの合間に洗濯しておいた物を庭に出て干す。

3人分の洗濯物。特に朔の洗濯物は部活がら、物凄く多いし汚れているからある程度手洗いしてからの洗濯機だからちょっと大変。

けれど、家事は楽しかった。

忙しくしていれば、その時だけでも余計な考え事をしなくて済むから。

洗濯物だけで2時間もかかった…。
さすがに疲れたな。

それでも眠気が襲ってこないのには自分の事ながら苦笑いするしかない。
もうかれこれ3日はまともに寝ていない。
ここまで寝ないと、頭もボーッとする。

学校のこと、ちゃんと自分で考えようとするけれど脳が全然働いてくれず困っていたら。

ピンポーン…

突然の渇いたチャイム音が聞こえてビクリと体が揺れた。

だ、だ、誰っ!?

こんな朝に(9時だけども)来客なんてあり得ない…!

なんだなんだ!?
ひとりパニックになって慌てているともう一度、
ピンポーンと、鳴った。

こ、これは出ないわけにはいかない…よね?
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