極上御曹司と授かり溺愛婚~パパの過保護が止まりません~
「母さん、外野がいろいろ口を出したら進むものも進まなくなる」
朔也さんはきっぱりした口調だ。そう言われてしまったお義母さまは、お義父さまに助けを求めるように視線を送る。
「朔也、それが親心というものだ。だが、ふたりの挙式だ。ふたりで決めるのが一番いい。母さんは出席するドレスでもあつらえるといい」
「そんなのはすでにデザイナーと相談済みですわ。朔也、後で私側の出席者名簿を渡すからよろしくね」
「それは母さんの友人?」
朔也さんは気に入らないように眉根を寄せて尋ねる。
「そうよ。聖家の長男の結婚式に、友人たちからぜひ出席したいと頼まれているの。そんな怖い顔しないで。十人程度よ」
朔也さんはこれ見よがしに大きなため息を漏らす。私なんかが口を挟めない雰囲気だ。
「そんな顔をしないで。ね、あなた?」
お義母さまはお義父さまに同意を得るように笑顔を送る。
「そうだな。朔也、母さんにも付き合いがある。仕方がないんじゃないか? 我が社の重役たちも出席するだろう」
「……本当は、俺たちだけで結婚式を挙げたいところです。美月、すまないね」
朔也さんは折れたようで、隣に座る私に顔を向けて謝る。
「美月さんは物分かりがよくてうれしいわ」
お義母さまは両手を合わせて喜びをあらわにする。
そんなお義母さまに、不機嫌な表情で首を左右に振る朔也さんだ。
本音を言うと、私も朔也さんと家族、親しい友人だけのこぢんまりとした結婚式でいい。だけど両家の立場を思えば、この結婚式がまるで自慢大会のようになるのは否めない。
衣装はレンタルではなくお金のかかったオーダーメイドだから、それをたくさんの出席者に見てもらわなければもったいないとも思う。
お召替えなんてない小さな教会での挙式でも私はかまわなかった……というのが、本当の気持ちだ。
朔也さんはきっぱりした口調だ。そう言われてしまったお義母さまは、お義父さまに助けを求めるように視線を送る。
「朔也、それが親心というものだ。だが、ふたりの挙式だ。ふたりで決めるのが一番いい。母さんは出席するドレスでもあつらえるといい」
「そんなのはすでにデザイナーと相談済みですわ。朔也、後で私側の出席者名簿を渡すからよろしくね」
「それは母さんの友人?」
朔也さんは気に入らないように眉根を寄せて尋ねる。
「そうよ。聖家の長男の結婚式に、友人たちからぜひ出席したいと頼まれているの。そんな怖い顔しないで。十人程度よ」
朔也さんはこれ見よがしに大きなため息を漏らす。私なんかが口を挟めない雰囲気だ。
「そんな顔をしないで。ね、あなた?」
お義母さまはお義父さまに同意を得るように笑顔を送る。
「そうだな。朔也、母さんにも付き合いがある。仕方がないんじゃないか? 我が社の重役たちも出席するだろう」
「……本当は、俺たちだけで結婚式を挙げたいところです。美月、すまないね」
朔也さんは折れたようで、隣に座る私に顔を向けて謝る。
「美月さんは物分かりがよくてうれしいわ」
お義母さまは両手を合わせて喜びをあらわにする。
そんなお義母さまに、不機嫌な表情で首を左右に振る朔也さんだ。
本音を言うと、私も朔也さんと家族、親しい友人だけのこぢんまりとした結婚式でいい。だけど両家の立場を思えば、この結婚式がまるで自慢大会のようになるのは否めない。
衣装はレンタルではなくお金のかかったオーダーメイドだから、それをたくさんの出席者に見てもらわなければもったいないとも思う。
お召替えなんてない小さな教会での挙式でも私はかまわなかった……というのが、本当の気持ちだ。