極上御曹司と授かり溺愛婚~パパの過保護が止まりません~
 その夜、私は聖家にお邪魔し、ご両親と朔也さんと私の四人で食卓を囲んでいた。

 朔也さんの実家は我が家の日本家屋とは異なり洋館で、私が小さい頃からいつかこんなお家に住んでみたいと夢を見ていたような家だ。

 外壁は白い重厚な石造りで、庭に突き出たテラスもある。室内はまるでイギリスの邸宅のようで、ここが日本じゃないような錯覚になるほど素敵なインテリアだ。

 朔也さんには二十五歳の双子の弟妹(きょうだい)がいる。

 弟の浩介(こうすけ)さんは聖ホールディングスのロサンゼルス支社に駐在しており、妹の紗友里(さゆり)さんは出かけているとのことだ。彼女はプロのフルート奏者で楽団に所属していて、公演などで自宅にいない方が多いようだ。

「美月さん、今日はドレスの仮縫いだったそうね。結婚の準備が進んでいるようで安心したわ」

 お義母さまに話しかけられ、フォアグラののったフィレ肉を切った手を止める。

 今日は近くのレストランのシェフがじきじきにキッチンで腕を振るってくれている。

「はい。次回は十二月に行ってきます」

「朔也は結婚準備に口を挟ませないのよ?」

 お義母さまは華やかな雰囲気の綺麗な女性で、浩介さんと紗友里さんは母親似。お義父さまは身長が高く、優しい目もとは朔也さんが年を取ったら今のお義父さまのようなダンディな人になるのではないかと思わせるほど似ている。
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