君と交わした約束
「ん~~~~めぇっ!!!めぐみ料理の天才か?!」
「言いすぎ。自分で作るしかないから、作り続けてたら自然と上手くなったの」
「やっぱ天才だな。俺なら作り続けたところで上達はできないからな」
「瑛斗は不器用だもんね」
「うるせぇ!不器用な分、運動できるんだからいいんだ!」
「はいはい」
いつも一人でご飯を食べてたから、会話しながら食べるといつもの倍ご飯が美味しく感じた。
「なぁ、これ全部俺の好きなもんだけど・・たまたまか?」
「・・・昨日嬉しかったから。話聞いてくれて。「俺が側にいる」って言ってくれて。だからこれはお礼のご馳走。6歳の時の瑛斗の好きなものしか知らないからこんなのにしたけど大丈夫だった?」
「・・・・ずっと好きだったよ」
「え?」
真剣な顔して言う瑛斗にちょっと戸惑う。
「・・・・ハンバーグとか。確かにずっと好きだったけどめぐみが作ってくれたこのご馳走のおかげで俺また好きなものが増えたわ」
「何が好きなの?」
「めぐみの手料理」
即答されたその言葉を理解するのにちょっと時間がかかった。
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