罪か、それとも愛か
「比翼連理か。花音は難しい言葉知ってるなぁ。
冬輝が医師として経験値積んで使い物になるようになるまで待っていたら琴羽の年齢も上がってしまうし。
花音の言うとおり契約結婚みたいな話にぐらつくくらいなら冬輝に任せたほうがいい。
冬輝、お前、一条の婿になると病院での立場も激変するぞ、覚悟はできているか?」
それまで眉間に深いしわを寄せていた翔太が、冬輝に不服そうな顔をみせつつ問いかけた。
翔太にも認められたことで冬輝の緊張感が増す。
「俺は、子どものころからショウさんとマコさんを見てきて、一条家の一族であることの大変さはよく知ってます。いつでも完璧で最高であることが当たり前。少しのミスで引きずり降ろされる。常に緊張感をもって最高のパフォーマンスが必要。
正直、自分には荷が重い。俺はスーパードクターと呼ばれる父とは違って、平凡な人間ですから。
でも、そんな平凡な自分でも琴羽が望んでくれるならどんな苦労だって背負う覚悟です」
ーーこんな俺でもいいと、結婚したいと言ってくれ。
そう願って冬輝は琴羽を見た。
冬輝が医師として経験値積んで使い物になるようになるまで待っていたら琴羽の年齢も上がってしまうし。
花音の言うとおり契約結婚みたいな話にぐらつくくらいなら冬輝に任せたほうがいい。
冬輝、お前、一条の婿になると病院での立場も激変するぞ、覚悟はできているか?」
それまで眉間に深いしわを寄せていた翔太が、冬輝に不服そうな顔をみせつつ問いかけた。
翔太にも認められたことで冬輝の緊張感が増す。
「俺は、子どものころからショウさんとマコさんを見てきて、一条家の一族であることの大変さはよく知ってます。いつでも完璧で最高であることが当たり前。少しのミスで引きずり降ろされる。常に緊張感をもって最高のパフォーマンスが必要。
正直、自分には荷が重い。俺はスーパードクターと呼ばれる父とは違って、平凡な人間ですから。
でも、そんな平凡な自分でも琴羽が望んでくれるならどんな苦労だって背負う覚悟です」
ーーこんな俺でもいいと、結婚したいと言ってくれ。
そう願って冬輝は琴羽を見た。