罪か、それとも愛か
ひとけのない深夜の病院の正面玄関で待っていると、見慣れた一条家の車がやってきた。
「琴羽、支度はできてるか?」
「うん。ねぇ、パパ、一体何があったの?冬輝、ケガって大丈夫なの?」
父の様子はいつもと違って余裕がない。夜の暗さのせいか、顔も青ざめて見える。それが余計に不安になる。
「どうやら、タクシーが歩道に突っ込んだ事故に巻き込まれたらしいんだ。うちの病院じゃないとこに運ばれてる」
「えっ!!」
ここへくる前に、ビルの電光掲示板で見たニュースを思い出す。まさか、あの事故に冬輝が巻き込まれていたとは。
琴羽は慌てて車に乗り込む。
「出してくれ、黒川」
「え、クロさん?どうして」
「今の翔太先生には車の運転は任せられません。この時間だとすぐに車を出せるのが自分しかいなかったので」
運動手は黒川。いぶきの秘書である彼が運転手を務めていることが異常事態だ。
行き先はすでに分かっているようで、黒川は黙って車を出す。
琴羽はバッグからタブレットを取り出し、ニュースサイトを見た。
「パパ、まさかこの亡くなった40代男性が…」
「わからない。洸平達も警察からの電話で呼び出されて行ったし、情報が少なすぎる。とにかく、自分達の目で確かめよう」
「琴羽、支度はできてるか?」
「うん。ねぇ、パパ、一体何があったの?冬輝、ケガって大丈夫なの?」
父の様子はいつもと違って余裕がない。夜の暗さのせいか、顔も青ざめて見える。それが余計に不安になる。
「どうやら、タクシーが歩道に突っ込んだ事故に巻き込まれたらしいんだ。うちの病院じゃないとこに運ばれてる」
「えっ!!」
ここへくる前に、ビルの電光掲示板で見たニュースを思い出す。まさか、あの事故に冬輝が巻き込まれていたとは。
琴羽は慌てて車に乗り込む。
「出してくれ、黒川」
「え、クロさん?どうして」
「今の翔太先生には車の運転は任せられません。この時間だとすぐに車を出せるのが自分しかいなかったので」
運動手は黒川。いぶきの秘書である彼が運転手を務めていることが異常事態だ。
行き先はすでに分かっているようで、黒川は黙って車を出す。
琴羽はバッグからタブレットを取り出し、ニュースサイトを見た。
「パパ、まさかこの亡くなった40代男性が…」
「わからない。洸平達も警察からの電話で呼び出されて行ったし、情報が少なすぎる。とにかく、自分達の目で確かめよう」