ひとりぼっちの王子
「━━━━━え……?」
「君の妹さんだよね?
生まれつき心臓の病気なんだってね。
俺の友達にゴットハンドって言われてる奴がいてね。心臓外科の権威なんだ。
そいつに口利きしてあげようか?
予約いっぱいで3年先までうまってるらしんだけど、俺が言えば優先的に手術してもらえるよ!
もちろん無償で!
どうする?
君が空羅を俺にくれたら、妹さんを長年の苦しみから解放してあげられるよ!」
「………」
「………………幼い頃からずっと二人だけで、生きてきたんだろ?」
確かに妹の晴加は生まれつき心臓に重い疾患をかかえていて、長く生きられないのだ。
両親は晴加が4歳の時に交通事故で亡くなり、俺は働きながら必死で晴加を育ててきた。
身寄りもなかった為、俺が養わないとならなかった。
晴加は病気のせいで、まともに学校に行っていない。
俺は晴加に普通の生活をさせてあげたいとずっと思っていた。
「だからって、空羅を……」
空羅は俺と結婚するとき、晴加の同居も喜んで受け入れてくれた。
俺が仕事中は晴加の世話をしてくれている。
そんな空羅を……いくら晴加の手術のためでも渡すことなどできない。
それに俺自身も、空羅のこと誰よりも愛しているのに━━━━━━━
「君の妹さんだよね?
生まれつき心臓の病気なんだってね。
俺の友達にゴットハンドって言われてる奴がいてね。心臓外科の権威なんだ。
そいつに口利きしてあげようか?
予約いっぱいで3年先までうまってるらしんだけど、俺が言えば優先的に手術してもらえるよ!
もちろん無償で!
どうする?
君が空羅を俺にくれたら、妹さんを長年の苦しみから解放してあげられるよ!」
「………」
「………………幼い頃からずっと二人だけで、生きてきたんだろ?」
確かに妹の晴加は生まれつき心臓に重い疾患をかかえていて、長く生きられないのだ。
両親は晴加が4歳の時に交通事故で亡くなり、俺は働きながら必死で晴加を育ててきた。
身寄りもなかった為、俺が養わないとならなかった。
晴加は病気のせいで、まともに学校に行っていない。
俺は晴加に普通の生活をさせてあげたいとずっと思っていた。
「だからって、空羅を……」
空羅は俺と結婚するとき、晴加の同居も喜んで受け入れてくれた。
俺が仕事中は晴加の世話をしてくれている。
そんな空羅を……いくら晴加の手術のためでも渡すことなどできない。
それに俺自身も、空羅のこと誰よりも愛しているのに━━━━━━━