今夜はずっと、離してあげない。
「な、なんで……」
それを、知って。
まるで罪状をつきつけられた罪人みたいな面持ちで千住サマを見ていると、彼はん、となぜかテレビを指差した。
……え、えっと??
「テレビ、映ってた」
「えええ?!?」
て、テレビ?!
………、って、まさか、あの遊園地に来てたテレビ局の?!?!生放送だったのあれ!!
「たまたま。ほんとに偶然チャンネル回したら、後ろの方にお前ら4人組が映ってた」
……さ、最悪だ。
なんて不運なんだ。
テレビの後ろの方、端っこに映ってしまうなんて。
「……で、でも、千住サマ、絶対死んだ魚の目すると思って、」
「あ゛??」
「すみません調子にのりました」
鋭い眼光で睨まれて、即座に謝り倒す姿勢に入る。
これ、就職した時に使えそうなほど熟練度上がった気がする。