今夜はずっと、離してあげない。
でも、千住サマが実行委員になったってことは、これから帰りは遅くなるのかな。
だったら、ご飯作ってもらうの申し訳ないよね。疲れてるだろうし。
でも……私、料理できないしなあ。
「はい、できた。あんまり足を酷使しないようにね?風呂に入る時は、極力足を濡らさないように」
「……千井がしっかりしてる」
「何言ってるの?僕はいつでもこんな感じだよ!」
「………」
「そんな顔しないでよ冗談だから!!」
白けた顔をしていたら、千井がまたわああっと顔を覆う。扱いひどい!!ちずとの扱いの差がありすぎる!と喚きながら。
「凛琉っちもマオマオも僕の扱いひどくない?!那吏とちずと比べて!!」
「ちなみに凛琉からあだ名で呼ぶ許可はもらったの?」
「もらってないよ!!!」