御曹司、家政婦を溺愛する。
目が覚めると、カーテンの隙間から明るい日差しが入ってきていた。
朝だとわかっていても、体が思うように動けずにいた。
「まだ起きない方がいい。俺が欲張って二回も抱いたんだから、辛いだろ」
と、背後で言われて、何も身につけていない私を抱きしめた。
「俺、佐藤鈴という人間も好きだけど、鈴の体も好きだ。八十歳になっても、お前を抱ける自信がある」
まあ、もうすぐ新堂鈴だけどな、と抱きしめる頭の上にチュッとキスをする。
「あの、その時は私も八十歳なんですけど?!」
「ははっ、心配するな。お前が飽きても、俺が一生愛してやるよ」
新堂隼人は私にはめられた、左手薬指の指輪をそっと撫でた。
おしまい。


