惚れたら最後。
「じゃあ来週、星奈と流星の入学式で。
……10時からだっけ?」
「9時からだよ。流星と星奈が『拓海おじさんが来る!』って楽しみにしてるから間違えないでね」
「おう、分かった分かった。またな」
10分後。マンションに着いて来週のスケジュールを確認した後車から出た。
「琥珀」
すると、窓から顔を出した拓海に呼び止められた。
「ありがとな」
「……うん」
穏やかで切ない笑顔で別れを告げた拓海さんは車で颯爽と去っていく。
その気持ちが伝染らないように笑って見送り、自宅に戻った。
「おかえり、琥珀」
「ただいま……わっ、いい匂い」
リビングに繋がるドアを開けると、香ばしいコーヒーのいい香りが充満していた。
大学からもらった書類をソファの前のローテーブルに置いて、絆のいるキッチンを覗きに行く。
「新しいコーヒーメーカー買ったから使ってみた。豆から挽くやつ」
「うわぁ、絶対美味しいやつ。今から飲むの?」
「昼食った後にどうかと思って。
琥珀なんか食ってきた?」
首を横に振ったら、絆は「ちょうど良かった」と言って冷蔵庫から鍋を取り出した。
……10時からだっけ?」
「9時からだよ。流星と星奈が『拓海おじさんが来る!』って楽しみにしてるから間違えないでね」
「おう、分かった分かった。またな」
10分後。マンションに着いて来週のスケジュールを確認した後車から出た。
「琥珀」
すると、窓から顔を出した拓海に呼び止められた。
「ありがとな」
「……うん」
穏やかで切ない笑顔で別れを告げた拓海さんは車で颯爽と去っていく。
その気持ちが伝染らないように笑って見送り、自宅に戻った。
「おかえり、琥珀」
「ただいま……わっ、いい匂い」
リビングに繋がるドアを開けると、香ばしいコーヒーのいい香りが充満していた。
大学からもらった書類をソファの前のローテーブルに置いて、絆のいるキッチンを覗きに行く。
「新しいコーヒーメーカー買ったから使ってみた。豆から挽くやつ」
「うわぁ、絶対美味しいやつ。今から飲むの?」
「昼食った後にどうかと思って。
琥珀なんか食ってきた?」
首を横に振ったら、絆は「ちょうど良かった」と言って冷蔵庫から鍋を取り出した。