君をトリコにする方法



次の日の朝、天気は快晴で思わず笑顔になってしまう。


神様もデート楽しんでおいでって言ってくれてるのかな?


ルンルンな気分で出かける用意をしていると、ふとはっとする。



……デート?



そうだよ私、瞬とふたりで出かけることは今まで何回もあったけど、今日はデートだよ!?


待って待ってどうしよう!

お、おしゃれした方がいいよね?

かわいい洋服とか、ヘアアレンジとかメイクとか?


大変だ、急がないと間に合わないかも!



そう気づいてからはバッタバタだった。


ママにも手伝ってもらって精一杯かわいく着飾る。


正直、こんなにおしゃれして逆に浮かないかとか、瞬はどう思うんだろうとか不安になったけど、ママが


「すっごくかわいいわ~、ばっちりよ!」


って笑顔で言ってくれるから吹き飛んだ。


最後に忘れ物がないか確認していると、ピンポーンとインターホンが鳴る。


わ、瞬だ!



「楽しんできてね!いってらっしゃい!」

「ありがとうママ!いってきまーす!」



毎日のように挨拶してから家を出ると、瞬がスマホを片手に待ってくれていた。
< 45 / 189 >

この作品をシェア

pagetop