君をトリコにする方法
結局お昼ご飯は、館内にあるおしゃれなレストランで食べた。


水族館の中で名物の魚介類を食べるという、なんともいえない感情に襲われたけどすごく美味しかった。



「あ、そうだ!イルカショー見に行きたい!」



満腹になって、次にまわるところを話していたとき思い出した。



「あー、なんかすごいって言ってたもんな」

「うんっ!すごい感動するんだって!」



ここの水族館が話題になっている理由は大きくふたつ。


ひとつめは、最近できた水族館で大きくて綺麗だから。


ふたつめは、イルカショーの出来がすごくて感動すると言われているから。



ここに来たからにはやっぱりイルカショーも見たい!



「んー、次のショーの時間は2時間後だな」

「おわあ、待つにしてはちょっと長いね」



いやでもいい席で見るならこの時間帯に行っても遅い方なのかな?


だけど他のところも見たいしなあ~……


どうしようかと悩んでいると「マジでごめん!!」と大きな声がして、思わずそちらの方を見てしまう。


周りの人たちも同じように見たせいで、一点に視線が集まった。
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