君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――
真紀は今、本を読んでいた。それは、自分の日記でもあり、大学を卒業してから、書き始めた物。
そこには、自分の本心や言った事、やってみた事が書かれていた。日記を書き始めると、自分の心境が、段々と、分かって来る筈だ。例えば、何かを買った後、着心地が良かった事や駄目な事を書いておくと、沢山、沢山、新しい服を買おうという気持ちになり、日記の内容に使える事もある。
日記を付ける事も大事であり、お試しにやってみると、良いだろう。川中誠人と真紀は、欠かさず、本当の事を書ける事もある。入院している人々が、メモ帳に心境を書くのも同じ事であった。
メモ帳はとても大事であり、自分の心境を小説にしてみても良い。そう思っている時もあり、文章を繋げていくと、あら不思議、小説になれる事もある。自分の心境を文章にし、後で、読み返せばいい、そう思った。人々は、深い関係になってから、日記を付ける事も大事であり、死んで後からも、誰かに呼んでもらえるだろう。そうすれば、誰かを忘れたりできなくなる、そう思う―――。
彼女はとても奇麗になって来ており、洋服にも気を遣う年頃になり、とても楽しい仕事をしてる。
今、彼女は日記を読み漁っていると、自分を振って来た、男性の事を思い出した。そいつは、自分を性的目当てなのかと思っていた。だけれど、良く考えたら、自分と真紀を守ろうとしたのかもしれない。それを思い出すと、こんな風に、書かれていた。
『―――君は・・・綺麗な子だった・・・だけど・・・』
其の言葉を、言い残していたが、『―――もしかしたら?』と閃く事があった。自分とは付き合えなかった、事情が書かれていた。彼もまた『音楽楽団』に入っているし、ホルンを担当していた。
ホルンは金管楽器であり、とても上手に楽器を吹く事もある。この男性は、山崎和馬であり、もっと別の音楽楽団に入っており、指揮者と監督者に認めて貰っており、とても嬉しかった――――。
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