君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――

其処に、吉田由佳がおり、彼女は『ふん・・・何よ・・・結婚してから・・・何をやっているの？』と言い放つ。その時、2人はゆっくりと口を近づけると、キスをしていた。その様子に、吉田とやらは、悔しそうに見やった。真紀はニヤッと笑みを浮かべると、『貴方・・・その意地悪な性格を直せば・・・男が寄って来ると思うわ・・・』と言ってやった。子の女―――こんな奴に、誰もが近づかなかった。だけど、何故、彼女はこうなってしまった。ずっと好きでも在り、一緒に居たい人が、とてもズキット胸を痛めている。好きでも在るが、誰もが寄って来る人は、結局、うざったいと思われる事もある。良い人になるのは良いが、良い人過ぎると、逆に傷つける事もある。傷づける事はしたくないが、彼女はどうしても、悔しい思いをしているようだ。
『―――貴方には・・・もう少し素直に・・・優しい人になれば・・・誰かに・・・愛される事もあるわ・・・素直になったら？』
彼女は唖然とした。そのまま黙ってしまった。それから、ギリット唇を噛みしめると、彼女は『あんたなんかに・・・何が分かるというの？貴方こそ・・・旦那が出来たからって・・・邪魔しないで。』
それから、パシーンと引っ張たけると、大好きな人に会いに行きたいのは分かるが、会いたくない時もあり、恋人同士でも、喧嘩して頭を冷やす事になり、暫く、合わない方が良い、そう思う時もある。大好きな人に振られるのは嫌だ。だけれど、世間で上手く行かなくなるのは、我儘がある。そう思っていた。確かに、そういう風に見えがちだが、本当はこういう事でもある。
『―――本当の・・・恋人が離れるのは・・・自分達の気持ちが・・・はっきりとしていないからだ。自分の気持ちを押しっぱなしで、喧嘩する事もあるが、気持ちが分からなくなる時がある。』