君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――
『―――私達だって・・・結婚式を挙げる予定だったのよ?何故、私から・・・伴侶を奪う訳?あんたこそ・・・意地悪しているんじゃないの・・・どうしてくれるの?離婚する覚悟があるの?どうして・・・私の・・・私の・・・伴侶だったのに・・・』
吉田由佳と言う女性も泣いており、真紀と誠人は黙ってしまった。人々の生き方を教える本もあるが、全てが合っているとは言えず、間違っているかもしれない。だけど、人の感情は人の心であり、人それぞれ違ってくる。だから、色々な意見があったり、色々な事が出来るようになったり、色々な人を好きになれたりする。人の感情を認める、と言う事も、簡単な事ではない。人を認めるには、最低、三年は掛かる。そう言われている。どうしてか、直ぐに信用すると、詐欺師に遭遇したり、逆に、詐欺師になってしまうかもしれない、そう思い立った。だから、仕事はインチキしては行けない。彼女は再婚相手になってしまい、思わず川中誠人をパシーンとしてしまった―――。
『―――な・・・何をする?』
『―――何をする・・・じゃないわよ・・・浮気・・・していたの?この野郎・・・もう一遍、叩いてやる。貴方なんて・・・知らない・・・この野郎・・・この野郎・・・』
彼女は泣きながら、その場から逃げようとした。だけど、慌てて誠人が追いかけようとした。その時、吉田由佳と言う、元嫁は―――貴方、そんなにあの子が好きなの?私の事は、信じてくれないの?―――どうして、どうして?―――酷いじゃない。吉田由佳は泣きそうな顔をしており、とてもじゃないけれど、どうして、こうなってしまったのか?―――彼女と結婚したのは、好きだったからだし、自分は振られたと思っていた。だから、彼女を信じたくても、喧嘩別れをしてしまい、部屋に判を置いて、離婚届に署名捺印をしていた。そんな中だった―――自分は真紀と出会った。
< 145 / 150 >

この作品をシェア

pagetop