君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――
今、真紀は部屋で閉じこもっており、両親と兄貴が心配していた。今、彼女はとある言葉と、クラリネットと睨めっこしていた。クラリネットが一番上手いと言われていたのに―――。彼女は竹中由利に排除されてしまい、『もう二度と・・・来るな・・・』と言われてしまった。どうして、どうして、私の音楽楽団は駄目になっちゃったの?―――そんなに、下手くそなの?―――そういう風に追い詰めるのは、良くない筈なのに。此処の音楽楽団は好きでも在った。其れなのに、何で解雇されたのか?―――ふと思い立つ。川中誠人の連絡先に、アドバイスをする事になった―――。
『―――お前は・・・最近・・・良く・・・メールくれるな・・・俺の事・・・気に入ったか?』
其の言葉に、彼女は二かッと笑うと、『気に入っていなければ・・・連絡しないわ・・』と言う。
『そうか・・・お前・・・浮気・・・するなよ・・・俺・・・言ったよな?責任取るって―――。もう勝手に・・・やったりしないから―――。』
クラリネットが好きなら、俺達の音楽楽団に入れば良い。音楽を忘れたくなければ、クラリネットが好きなら、諦めては行けない。
『―――分かったか?・・・俺は・・・お前の心境を聞くと・・・落ち込んでばかりだ・・・偶には、クラリネットを公園で吹いてみる事だ・・・そうすれば・・・自ずと・・・答えが見つかる。』
そういうと、彼女はじわっと涙が零れ落ちると、ボロボロと涙が留まらなくてはならない。まるで心の棘がなくなったように、スッキリとしていた。それから、真紀はクラリネットを持ち出すと、近くの公園に行きだした。自転車で行く事になり、クラリネットを吹きに家を出た。これから、ぎゃふんと言わせるんだ。ずっと好きでも在るクラリネットを吹いてみる事になり、構えた―――。
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