君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――

『―――貴方は・・・何で・・・自分の夢を叶えようとしないの？どうして・・・もっと料理について・・・勉強しないの？貴方は・・・お菓子作りが・・・好きなんじゃないの？美味しくできるように・・・貴方も・・・夢を追えばいいのに・・・・だけど、私も・・私も・・・』
他人の事―――言えないわね。真紀はクラリネットを見やると、彼は『―――そうだな・・・俺も・・・パティシエになりたかった。』と、自分の夢を果たしたかった。こうなるのは、自分の気持次第になるだろう。真紀はクラリネットを吹きだすと、『チャラオ君』は曲に聞き入っていた。
パティシエはとても美味しいし、可愛いケーキが沢山、沢山あり、焼き菓子も買ってみたい。マドレーヌとフィナンシェ、マーマーを買ってみたい。『チャラオ君』は神谷雄介と言い、彼は乙女系であり、女の子として育てられた。両親が名前を付けていたが、父親が死んでしまい、母親が間違えて、女性の名前を呼んでしまった。それから、高校生になった時、母親と共に、女性になりなさい、そう言われてしまった。祐輔は大人になってから、言葉使いを直そうとしていたが、とても面白い妄想をする、友達みたいな物だ。面白い店長であり、『チャラオ君』と皆から、言われていた。別に虐められていた訳でもないが、彼は面白い事を連発していると思われており、とても楽しいし、大笑いしてしまう。更に、もっと面白いのが、祐輔の好きな人が、真紀の兄貴でもあった。
『貴方・・・しっかりしないと・・・兄貴に・・・振られてしまうわよ？』
『いいじゃない・・・お菓子作りをして・・・貴方達みたいなのは・・・キスできるし・・・私は・・・そんな事は・・・出来ないのよ？』
『あ・・・そうね・・・ごめんなさい・・・』
―――何時も・・・ありがとう―――