君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――
『―――此処の音楽祭・・・面白いだろう?とても綺麗なクラリネットの女性がいるんだ・・・お前には・・・負けるけどな・・・』
其の言葉に、真紀はムッとすると、『何よ?・・・私の裸・・・見た癖に・・・』と大声を張り上げる。其処は見学する人だけであり、周りの人達は吃驚してしまい、『―――何?』と言い放つ。吉田由佳と言う女性が同伴で、機嫌が悪い。何で、家の『音楽楽団』ではなく、奇麗なクラリネット奏者がいた。クラリネットの音色が奇麗であるし、なんだか、彼女にとても敵わない気がした。
『―――この・・・この・・・貴方―――』
彼女は音楽楽団をトップで卒業して、音楽楽団に入りたくて、とても有名なクラリネット奏者になりたい。クラリネット奏者を見ている内に、彼女は何かを感じ取り、ポロポロと涙が零れ落ちた。
クラリネットだけ、地に奪うだけでなく、相手迄、奪い取るのかと思い、ホールから出て行った。
吉田由佳と言う女性は人気でもあり、不機嫌そうに、目線をこちらに向けていた。真紀はドキッとした。彼女はふん、とそっぽを向くと、合唱に意識を集中させた。真紀はピきっと頭に来ており、『―――な・・・何よ・・・あんたは・・・私に・・・喧嘩を振って来るつもりなの?上手いからと言って・・・自慢するのは良いけど・・・公共の場で色目を使うのは・・・禁止だってしらないの?』
誠人は慌てて彼女を抑え込もうとした。何人かで羽交い絞めにすると、彼女は『―――放して・・・』と泣いていた。その涙を見る内に、彼女は―――吉田由佳と言う女性は、ニヤッとしていた。勝負は泣いたら負け―――川中誠人はズキズキと胸を痛めると、吉川由佳は嬉しそうに笑った。
吉田由佳は絶対音感を持っており、『貴方の負けね・・・』と大笑いをしながら笑った――――。
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