君に決めた💖-――音楽🎶楽団-――

川中誠人は吉田由佳を無視すると、彼女を介抱させようとした。彼女にすぅ、と手を伸ばすと、『―――何やっている・・・お前・・・音楽を・・・聞きたかったんじゃ・・・ないのか？』と言う。其の言葉に、彼女は吃驚してしまい、『―――お前に・・・涙は禁物だ・・・』と笑いだす。
川中誠人は優しい笑みを浮かべており、吉田由佳は不機嫌になると、『貴方・・・私の彼氏なのよ？なんで・・・あんたが・・・此処に来ているの？誠人は・・・私の為に・・・来てくれているのに・・・』と叫んだ。其の言葉に、パシーン、と平手打ちする事になった。平手打ちは、川中誠人がしており、彼女は『―――な・・・何なのよ・・・この二人・・・此の子・・・あんたの何？なんで・・・あんたと会うと・・・此の子の香水の匂いが写るの？あんた・・・浮気してるの？』と問うた。
『―――お前にこいつを連れて来たのは・・・お前に・・・紹介するつもりはない。あの時の事は・・・もうやめよう、そう言った筈だ。俺は・・・お前のセフレではないと言ったはずだ。』
セックスフレンドになった覚えもない、誠人ははっきりと言い放つ。自分は気に入った相手としか、セックスはしない、そう言って来た。何時か、本当に子どもが出来る事を望んでいる。
『―――な・・・何よ・・・私に・・・恥を欠かせるとは・・・酷い輩ね・・・この二人・・・逮捕して・・・この二人・・・私を・・・辱めたのよ・・・酷い人達なのよ？この野郎-――。』
真紀は川中誠人に抱かれながら、彼は『―――やっぱり・・・御前とは・・・無理だ・・・昔の御前は・・・そんな人ではなかった・・・俺も・・・守ってやろうかと思ったが、もう潮時だ。』とはっきりと言い放つ。吉田由佳はちっと舌打ちすると、その場から何処かに、行ってしまった。この二人は彼女の後ろを睨み付けており、パチパチパチ、と拍手喝采が沸き起こり、安心していた。