ハツコイぽっちゃり物語
いつの間にか敷かれてあるお布団に入った恋ちゃんは私に背を向けたまま「千桜おやすみ」と言った。私もおやすみと返す。
静まり返る中、私の鼓動だけが大きく響いていて、恋ちゃんに聞かれてるんじゃないかと思うと更にドクドクと胸が鳴る。
意識はボーッとしてるけど頭の中は冴えているみたい。壁の一点を見つめながら今日の出来事を思い出していく。
終いには眠気が吹っ飛んでしまった。
そう実をいうと、朝起こされた時から恋ちゃんを意識しまくっていた。
だって、起こしに来たのが恋ちゃんだったから。
寝覚めが好きな人って最高すぎると思うけどね。
いやぁ、……あれはだめだね。心臓に悪いよ?あんな近くに顔があっちゃ。
恋ちゃんもその時驚いた顔をしていたけど。
私が一番ビックリしたのに起こした本人がなんでそんな顔をしてたのか今思うと不思議だよね。
寝返りをして私に背を向けて寝ている彼を見た。