秘密主義の楓くん
保育園に着き、3人を先生に預けると
「今日は3人一緒に来たんですね」
「はい、昨日いろいろあって…」
特に詳しく聞かれることもなく、3人を預けることができた。
「私たちも行こっか」
「あ、うん」
保育園から少し歩いたところで
「そう言えばさ、少し間開けて歩く?」
「え⁇」
「私は別に何を言われてもいいんだけど、楓くん、そう言うの好きじゃなさそうだからさ」
「何を言われるの?」
あ、これは楓くん鈍感パターンか
「一緒に朝登校してたら、付き合ってるとかなんとか言われるかも知れないよ?」
「あっ…、えっと…」
タジタジとようやく理解した楓くん。
「嫌なら、私少ししてから行くよ」