黒い桜の花は、散ることしか知らない(中)
次の日の夜ー。
あたしとMちゃんは、京都に向かった。
Tのとこに行くのかと思えば、「天使を見つけなきゃ…。」と言う、訳の分からない理由で、「A店に行こう。」と言われた。
「(あそこは、絶対に嫌!!!)」
とは言え、Mちゃんに言ったところで、聞き入れてもらえる訳もなく…。
どうしようか悩んでいたところに、Tからlimeが来た。
「何してんの?」
あまりのタイミングの良さに、YTが「行くな!」と言っているように思った。
「今、京都にいるんだけど…。
Mちゃんが、「この間行った、お店に行こう!」って言ってて…。」
「この間の店…?
俺らのとこ?」
「ううん。
その前に行ったとこ…。」
「どこの店?」
「A店…。」
「あそこ行ったの?!!」
「うん…。
で、送りの時に、ぎゅうされて、キスされて、胸揉まれた…。」
「何やって?!!
そんなとこ行ったら、あかんっっ!!
何されるか、分からんやん!!」
「でも、Mちゃんが…。」
「分かった!!
Hに営業してもらうっ!!」
「ホント?!!
ありがとう。」
「それに、俺がしたい…。」
「えっ?!!
何を?!!」
「A店の奴が、えりにしたこと…!」
俺が、えりにしたい!!
ダメ?」
「それは…、A店の人にされるより、Tにされる方が、嬉しいけど…。
(もっと言えば、YTにされたい!)
お店で出来ないでしょ?
送りもエレベーターの前までだし…。」
「トイレの時とか、隙見てやる!!」
「(すごい、意気込みよう…。)
わ…、分かった…。」
Hは、すぐに、Mちゃんに、営業してくれた。
結果、Tの店に行くことになった。
Tの店に入ると、すぐに、Tがついてくれた。
「今日は、どこ行ってたん?」
「大阪〜。
昨日は、琵琶湖。」
「琵琶湖〜?!!」
「うん。」
「何で、そんなとこに?」
「Mちゃんに、拉致された…。
しかも、琵琶湖に着いたの夜で、何も見えなかった…。
街灯、1つもなかったんだよ?」
「それ、琵琶湖、見えへんやん…。」
「うん…。
何も見えなかった…。」
「んで、今日は、大阪?
順番バラバラやな。
普通、滋賀行って、京都やろ。
なんで、大阪行って、帰ってきてんの?」
「分かんない。」
「もう自由やな。」
「えへへ〜。」
Tと笑い合った。
すると、T指名のお客さんが、Tを呼んだ。
あたしは、誰にも見えない、桜の木を愛でていた。
満開の桜は、見ているだけで、幸せになれた…。
そんな中、あたしは、約束通り、トイレに何回か行ったけど、結局、約束は果たせなかった…。
Tの店の帰り、あたしは、地元に帰れると思っていた。
「(YTに会いたい…。)
(地元に帰ったら、会えるかな…?)」
YTに会いたい病が始まった。
「(Mちゃんも、SI に会いたいよね?)
(SI のこと、好きなんだし…。)」
そう思っていたけど、Mちゃんは、違った…。
「これから、大阪に戻るよ!!
それで、2日かけて、新規に行く!!
天使を探さなきゃ!!」
「(えっ!!)
(帰らないの?!!)
(YTに会えないじゃん…!!)」
Mちゃんは、天使探しに、夢中だった。
あたしとMちゃんは、京都に向かった。
Tのとこに行くのかと思えば、「天使を見つけなきゃ…。」と言う、訳の分からない理由で、「A店に行こう。」と言われた。
「(あそこは、絶対に嫌!!!)」
とは言え、Mちゃんに言ったところで、聞き入れてもらえる訳もなく…。
どうしようか悩んでいたところに、Tからlimeが来た。
「何してんの?」
あまりのタイミングの良さに、YTが「行くな!」と言っているように思った。
「今、京都にいるんだけど…。
Mちゃんが、「この間行った、お店に行こう!」って言ってて…。」
「この間の店…?
俺らのとこ?」
「ううん。
その前に行ったとこ…。」
「どこの店?」
「A店…。」
「あそこ行ったの?!!」
「うん…。
で、送りの時に、ぎゅうされて、キスされて、胸揉まれた…。」
「何やって?!!
そんなとこ行ったら、あかんっっ!!
何されるか、分からんやん!!」
「でも、Mちゃんが…。」
「分かった!!
Hに営業してもらうっ!!」
「ホント?!!
ありがとう。」
「それに、俺がしたい…。」
「えっ?!!
何を?!!」
「A店の奴が、えりにしたこと…!」
俺が、えりにしたい!!
ダメ?」
「それは…、A店の人にされるより、Tにされる方が、嬉しいけど…。
(もっと言えば、YTにされたい!)
お店で出来ないでしょ?
送りもエレベーターの前までだし…。」
「トイレの時とか、隙見てやる!!」
「(すごい、意気込みよう…。)
わ…、分かった…。」
Hは、すぐに、Mちゃんに、営業してくれた。
結果、Tの店に行くことになった。
Tの店に入ると、すぐに、Tがついてくれた。
「今日は、どこ行ってたん?」
「大阪〜。
昨日は、琵琶湖。」
「琵琶湖〜?!!」
「うん。」
「何で、そんなとこに?」
「Mちゃんに、拉致された…。
しかも、琵琶湖に着いたの夜で、何も見えなかった…。
街灯、1つもなかったんだよ?」
「それ、琵琶湖、見えへんやん…。」
「うん…。
何も見えなかった…。」
「んで、今日は、大阪?
順番バラバラやな。
普通、滋賀行って、京都やろ。
なんで、大阪行って、帰ってきてんの?」
「分かんない。」
「もう自由やな。」
「えへへ〜。」
Tと笑い合った。
すると、T指名のお客さんが、Tを呼んだ。
あたしは、誰にも見えない、桜の木を愛でていた。
満開の桜は、見ているだけで、幸せになれた…。
そんな中、あたしは、約束通り、トイレに何回か行ったけど、結局、約束は果たせなかった…。
Tの店の帰り、あたしは、地元に帰れると思っていた。
「(YTに会いたい…。)
(地元に帰ったら、会えるかな…?)」
YTに会いたい病が始まった。
「(Mちゃんも、SI に会いたいよね?)
(SI のこと、好きなんだし…。)」
そう思っていたけど、Mちゃんは、違った…。
「これから、大阪に戻るよ!!
それで、2日かけて、新規に行く!!
天使を探さなきゃ!!」
「(えっ!!)
(帰らないの?!!)
(YTに会えないじゃん…!!)」
Mちゃんは、天使探しに、夢中だった。