パトリツィア・ホテル
「ていうか、どうしてよりによって、この写真……? しかも、食いしん坊って……」
誰が選んでいるのか定かではないが……何処か悪意を感じるそのチョイスに異議を唱えようとしていた時だった。
「ちょっと、あんた。どういうことなの? どうしてあんたが新アトラクションの発案者?」
事情が分からないながらも、母親が興味津津に尋ねてきた。
「いや、まぁ、それは……話せば長くはなるけれど。まずは、新宮くんの指名を受けて……」
「えっ、『新宮くん』って、あんた。あの新宮社長のお坊ちゃん?」
お母さんの言う『お坊ちゃん』って言葉に、私は泣き虫ゆうちゃんを思い出して。
思わず、吹き出してしまった。
「何、あんた? 何、笑ってるの?」
「いや、まぁ、兎も角。私、そのお坊ちゃんと仲良くなって、新アトラクションを考えるように社長様に頼まれて。それでできたアトラクションだったんだ」
もうここまできたら、流石に嘘だとも頭がおかしいだとも思われないだろうし、私はそのままのことを説明した。
「はー、本当に? すごいわ。あんた、やっぱり頭が良かったんだね。私の子供にしては……」
お母さんは、私が彩林館高校に合格した時と寸分違わぬ言葉を呟いた。
誰が選んでいるのか定かではないが……何処か悪意を感じるそのチョイスに異議を唱えようとしていた時だった。
「ちょっと、あんた。どういうことなの? どうしてあんたが新アトラクションの発案者?」
事情が分からないながらも、母親が興味津津に尋ねてきた。
「いや、まぁ、それは……話せば長くはなるけれど。まずは、新宮くんの指名を受けて……」
「えっ、『新宮くん』って、あんた。あの新宮社長のお坊ちゃん?」
お母さんの言う『お坊ちゃん』って言葉に、私は泣き虫ゆうちゃんを思い出して。
思わず、吹き出してしまった。
「何、あんた? 何、笑ってるの?」
「いや、まぁ、兎も角。私、そのお坊ちゃんと仲良くなって、新アトラクションを考えるように社長様に頼まれて。それでできたアトラクションだったんだ」
もうここまできたら、流石に嘘だとも頭がおかしいだとも思われないだろうし、私はそのままのことを説明した。
「はー、本当に? すごいわ。あんた、やっぱり頭が良かったんだね。私の子供にしては……」
お母さんは、私が彩林館高校に合格した時と寸分違わぬ言葉を呟いた。