パトリツィア・ホテル
「折角の楽しいバカンス……嫌な想いをさせちゃって。俺、すっごく後悔してた。どうしてずっと咲に付いていてやらなかったんだろう。俺がずっと、咲のこと、守らなくちゃならないのに……って。でも、目を覚ましたらいつも通り……ちょっと変だけど元気満々の咲になってて。そのことが俺、一番嬉しいんだ」
「そんな……私が悪いのよ、勇人。私が調子に乗って、はしゃぎすぎるから。ていうか……」
萎れる勇人に申し訳ない気持ちを抱きながらも……私は彼の言葉尻が「ん?」と引っ掛かった。
「『ちょっと変だけど』って、どういうことよ。それじゃあ私が、いつでも変みたいじゃない」
私はすっかりいつもの口調に戻って。勇人は「ははははっ!」とお腹を抱えて笑い出した。
「良かったぁ。もう完全に、いつもの咲だ。からかったら、すごく面白い!」
「もう!どういう意味よ!」
いつも通りに笑い転げる彼に、私は頬を膨らます。
昨日、あんなことがあっても……私達の仲はすぐに元に戻って。
ずっと側にいると温かくて、お互いにすごく心地よくて。
これからも何があっても、ずっと一緒にいようね……なんてことは照れ臭くて言えなかったけど。
私は彼の顔を見て、にっこりと笑った。
「そんな……私が悪いのよ、勇人。私が調子に乗って、はしゃぎすぎるから。ていうか……」
萎れる勇人に申し訳ない気持ちを抱きながらも……私は彼の言葉尻が「ん?」と引っ掛かった。
「『ちょっと変だけど』って、どういうことよ。それじゃあ私が、いつでも変みたいじゃない」
私はすっかりいつもの口調に戻って。勇人は「ははははっ!」とお腹を抱えて笑い出した。
「良かったぁ。もう完全に、いつもの咲だ。からかったら、すごく面白い!」
「もう!どういう意味よ!」
いつも通りに笑い転げる彼に、私は頬を膨らます。
昨日、あんなことがあっても……私達の仲はすぐに元に戻って。
ずっと側にいると温かくて、お互いにすごく心地よくて。
これからも何があっても、ずっと一緒にいようね……なんてことは照れ臭くて言えなかったけど。
私は彼の顔を見て、にっこりと笑った。