カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
「うそー!?」
「前島さんは別の科に用事があったからちらっと見た程度で話はしなかったって。ただの婦人科の検診じゃない?って話になったんだけど、これはもしかすると、もしかするかも。やっぱり星野さん、妊娠してるんじゃないかな」
俺はまったく予想していなかったキーワードを耳にして、まばたきすらもできなくなった。
胸では星野さんのことを見ているときの高鳴りとは違う不穏な音が鳴っており、この期に及んで、これは星野さんの話なのか?と何度も会話を遡る。
「星野さんにかぎって? すごく古風な子だから、そういうのなさそうなのに。恋人の噂だって聞かないし」
「わからないわよぉ。清純派だけど、流されやすいところあるじゃない? 意外と一夜の過ちとか……。ほら! この間の飲み会の後、課長と帰ったし」
「きゃー! んもう柏木さんったら冗談やめてよ!」