カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~

「隼世課長! 私たちからもお願いです!」

すると、パートさんたちが俺の周りにギュッと集まり、どの顔もいつになく真剣な眼差しを向けてきた。
いつもと雰囲気が違うため、俺はさすがに「なんですか?」と戸惑いの声を出す。

全員の意見を代弁するかのように、佐藤さんが落ち着いたトーンで話しだした。

「星野さんがいなくなってたった三日だけど、あの子がどれだけ一生懸命仕事をしていたかよくわかりました。星野さんは、課長だけじゃなくて、私たちにとっても大切なお嫁さんなんです」

彼女たちは、顔を見合わせ、うんうんとうなずき合う。
< 206 / 228 >

この作品をシェア

pagetop