カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~
課長は続ける。
「扉には鍵も付いていますので、夜に必要であれば掛けてください。日中、俺が仕事に出ている間の星野さんの食事は近藤さんにお願いしてあるので、昼は開けておいてもらえると助かります」
ん?
「……課長が仕事に行っている間は、私も仕事ですよね?」
私の質問に、彼は真面目な顔で首を横に振る。
「休暇を取ってください」
ちょっと待って。
やはりさっきからおかしいと思っていた。同じ家から出勤するドキドキのオフィスラブなのかと呑気に考えていたのに、なぜか課長は私にこの部屋に籠って生活しろと言っているように感じる。
「休暇なんていりません。一緒に暮らしていても出勤はしますよ」
私が反論すると、そばにいた近藤さんも首をかしげる。
どうして? なにも変なことは言っていない。