カタブツ御曹司と懐妊疑惑の初夜~一夜を共にしたら、猛愛本能が目覚めました~

荷物の片付けを終え、改めてリビングへ向かう。

二十畳ほどのフローリングのLDKは、右手にアイランドキッチン、四人掛けのダイニングテーブル、左側は壁に埋め込まれたスクリーンに向かって革張りのソファが置いてある。

大きな窓のおかげで室内は明るく、都内の景色を一望できる。
さすが、御曹司の住むタワーマンションだ。

ソファに座っていた課長が私に気づき、立ち上がった。
リビングまで案内してくれた近藤さんは、いつの間にかいなくなっている。

「星野さん。こちらへどうぞ」

キョロキョロしている私に、手が差し出される。

「は、はい」

そのままソファへ手を引かれ、隣り合って座るよう促された。
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