『まっとうなケータイ小説のススメ』
まったく書くことに自信が無いという君、最初は日記を記すようにして、その日の記憶に残る出来事などをピックアップしてみよう。その時に大切なのは”君の目線”で出来事、物、人々などを捉えるコト、それだけ。
忘れてはならないコト、それはムリして奇想天外な物語などをイキナリ創ろうなどとしないコト。
そういう創作物は、考えるだけでも疲れるし、いきずまって投げ出してしまうコトだってあるし、まずもってそういう物語は、ケータイ小説に不向きだから。
ケータイ小説の良いトコロってさ、その瞬間の喜びとか、感動とか、驚きとか、悲しみとか、怒りとか、リアルタイムにいつだって書き残せるってコトだと思うんだよね。
”君の感性が思うがままに書き記す”
それが、ケータイ小説の初めの一歩だ。
そうやって書く”コツ”をまず掴んでから、奇想天外な物語とか、感動物語とか摩訶不思議な世界とかを創作するのもいいだろう。
でも、たった1ページの物語であったとしても、君の感性を活かした文章が書き残せれば、読んだ人の共感を得られるし感動だって与えることができる。
そのことを忘れずにいてほしいと思う。
どんなに上手に作られた物語よりも、気持ちを素直に伝えようとする君なりの”言葉”のほうが心に響くのだから。
ケータイ小説ってのは、メールの延長線上にある君だけの物語なのだから。
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