政略夫婦の授かり初夜~冷徹御曹司は妻を過保護に愛で倒す~
「専務、空港でなにを買われたんですか?」

 ニューヨークの街並みが小さくなっていくのを眺めていると、ふいに隣に座る竹山が聞いてきた。

「なにやらアクセサリーを買われていたようですが」

「だったら聞くまでもなくわかるだろ? 未来へのお土産だ」

 思い返せば、結婚してからプレゼントを贈ったことがなかった。

「どのようなものをお買いに?」

「……ネックレスだ」

 世界的にも有名なブランドの、ピンクダイヤモンドの限定ネックレス。ほんのりとピンク色に輝き、独特の輝きを放っていた。

 未来に似合うと思い購入したが、喜んでくれるだろうか。

「ネックレスですか。専務はご存知ですか? 男性が女性へネックレスを贈る意味を」

「意味なんてあるのか?」

 初めて聞く話に首を傾げると、竹山はその意味を教えてくれた。
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