同期の御曹司様は浮気がお嫌い

遅い夕食を食べると片づけている間に優磨くんはソファーに寄りかかりウトウトしている。

「優磨くん? もう寝たら?」

「うーん……」

口を軽く開けてまた寝ようとする優磨くんの顔を見つめる。

最近疲れてそうだったし、今日も休みなのに出かけて申し訳なかったな。優磨くんってホントすごく綺麗な顔してる……まつ毛長い。

じっくり観察していると「何見てるの?」と優磨くんの目が開く。

「あ、いや……疲れてそうだなと思って」

「まあね、運動もしたし」

ニヤつくから「もう!」と肩を軽く叩く。

「あのね、優磨くん今夜からベッドで寝て。その方がよく寝られるよ」

「波瑠の隣で毎晩寝てもいいってこと?」

はっと口に手を当てる。そう言えばそうだ。優磨くんがベッドで寝るということは私の隣に寝るということ。

「私は書斎に移るから……」

「もう恋人なんだしいいでしょ」

そう言って優磨くんは起き上がる。

「俺は先にベッドに行くね。波瑠もちゃんと俺の横で寝るんだよ」

微笑むと私にキスをして寝室に入ってしまう。

片づけを終えて寝室に行くと優磨くんはまだ起きていて、私を手招きする。

「波瑠、来て」

ベッドに上り優磨くんの腕に抱かれるように横になる。

「おやすみ」

「おやすみなさい」

私を抱いたまま優磨くんはすぐに寝てしまった。やっぱり疲れているんだ。
優磨くんの寝息を聞きながら私もゆっくり目を閉じた。



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