同期の御曹司様は浮気がお嫌い

「今日の優磨くん……いじわる……」

「波瑠が俺を好きって言うから悪いんだよ」

理不尽すぎる言葉に文句を言う前に再び唇が重なる。

「このままやめてもいいの?」

そう言いながら私の体中を這う手は動くのをやめる気などないようだ。今更どうにもならないほど私の体は熱くなってしまった。

「やめないで……」

優磨くんに離れられたら、持て余したこの熱はどうすればいいのだ。

ふっ、と笑った優磨くんは「もう止まらないけどいい?」と問う。だから私は目を潤ませながら「うん」と返事をした。

『止まらない』と言う言葉とは反対に、優磨くんの動きは何もかもが優しくて、私は大事にされているんだと全身で感じられた。








シャワーを浴びる頃には外は真っ暗になっていた。
先に浴びて夕食の準備をしていた私は髪を濡らして出てきた優磨くんにドキリとする。スウェットだけ穿いて上半身裸で出てきた彼の体は薄暗い部屋では気づかなかったけれど、程よく筋肉がついて引き締まっている。私を軽々と抱いて移動していたし、何かで鍛えているのかもしれない。
この体に抱かれたのかと思うと恥ずかしくなって優磨くんから目を逸らす。そんな彼は私に近づくと後ろから首にキスをする。

「ちょっ……」

耳元で「甘い声を出す波瑠も可愛かったよ」と囁くから照れて何も言えなくなる。優磨くんがこんなに私に触れて可愛いと囁いてくれるなんて、同期としての関係のままなら想像できなかった。

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