副社長が私を抱く理由~愛と殺意の先に~
息がかかるくらい顔を近づけてきた宇宙に涼花はキュンと胸が高鳴った。
「…先ずは。充電させて…」
囁くように耳元でそう言うと、宇宙はそっと涼花の唇にキスをした。
唇が触れると、言葉では言い表せない暖かいエネルギーが伝わってきた…。頬に手が添えられるとギュッと引き寄せられ、スルっと宇宙が涼花の口の中に入ってきた。
口の中いっぱいを宇宙に犯され…シレっとしていた涼花だが、自然に手が動いてギュッと宇宙にしがみついた…。
息継ぎも惜しむくらい何度も…何度も…深いキスを繰り返してくる宇宙。
キスを繰り返しながら、ギュッと涼花を抱きしめる宇宙からは吐息が漏れてきた…。
「もっと…もっと…」
愛し合うキスの音がリビングに響いている…。
「もっと欲しい…」
止まらないキス…。ついばむようなキスから激しいディープキスへと変わってゆくと、すっかり宇宙のペースに飲まれてしまった涼花。
カプっと、涼花の首筋にキスをした宇宙…。
ちょっと痛みを感じるキスに、涼花は驚いていた。
「…まだ充電しきれないが。先にお風呂だな」
涼花の手を引いて立ち上がらせると、そのままお風呂場に連れて行く宇宙。
お風呂場は思った以上に広かった。
温泉のように、ヒノキの浴槽で、洗い場には椅子もありシャンプーやリンスも香りがいい物が置いてある。
洗身タオルは心地よいタオル。脱衣所も広く、洗濯機を置いてあっても2人でいても余裕がある。
洗面台も置いてあるが綺麗に整えてある。
棚からバスタオルとタオルを取り出した宇宙。
「これ、使え。着替えは用意しておく」
「え…? 」
「何驚いているんだ? 」
「だ、だって…」
「心配するな。取引先の、アパレル業者からもらった女性用の下着だ。家族にあげようとしたが、好みじゃないと言われた。パジャマもある」
「あの…私、もしかしてここに泊まるのですか? 」
「そのつもりだが、帰る気なのか? 」
「はぁ…。明日も仕事なので…下着とパジャマだけでは…」
「ふーん…。とりあえず、風呂入れよ」
急に泊りと言われても困ると思った涼花だが、とりあえず言われた通り先にお風呂に入る事にした。