副社長が私を抱く理由~愛と殺意の先に~
宗田ホールディングに入社して、お金持ちの男と結婚して兄と母親を見返してやろうと決めていた。
そんな時、飲み会に行ったときに知り合った男性と意気投合して、交際が始まり3ヶ月後に結婚した。
だが、子供を妊娠中に相手側が浮気をして離婚になってしまった。
重乃も有香も美也も、結局は親の姿を見て育ち同じことをされてしまい幸せを掴めなかった。
意気投合したのも、似たような両親に育てられたこともあるのだろう。
美也は異常なくらい男を追いかけまわすのも、母親が同じような人間だったことからそんなふうにしか人を愛せなかったのかもしれない。
美也と郷の死に、涼花はかなりショックを受けていた。
早退して、秀臣のいる家に戻った涼花。
秀臣の家は財閥なだけあり、お屋敷のようにとても広く、昔の旧家のような広い建て具合で二階建て。
庭は日本庭園のような古風な庭で、灯篭も置いてある。
門構えもしっかりしていて、門から玄関まで車で10分ほどかかりそうな距離だ。
玄関にはSPがいつも見張っている。
ゴッツイ感じで、一見ヤクザのような人が立っている事から普通に郵便配達が来ても怖くて近寄れないようだ。