エチュード〜さよなら、青い鳥〜
「すまん、竹本。遅くなった。
あー、丹下!!いや、四辻か。大変だ、すごいぞ!いやぁ、驚いた!!」
興奮した杉田は、大輔に詫びつつ、初音にA4サイズの茶封筒を差し出した。
「何ですか、これ?」
初音は封筒を受け取り、中身を取り出す。
びっしりと英文が書かれた書類が数枚と、手書きのメモ。手書きのメモは英語ではなくどうやらドイツ語のようだ。
「先日のコンクール、海外審査員にドイツの音大教授ディアナ・クラウゼがいただろう?彼女が四辻の演奏を気に入ったようで、君をドイツにどうかと言ってくれた」
「あぁ、副賞の二週間の短期留学ですよね?ドイツも考えていたんですよ。ディアナ・クラウゼの講習会ならぜひ参加したいです」
「いや、まぁ、聞いてくれ四辻。この話にはまだ続きがあるんだ。
そのディアナ・クラウゼが、録音された四辻のプロコフィエフ3番を自宅で聴いていたら、たまたまピアニストが来訪したそうなんだ。そこで偶然君の演奏を聴いたそのピアニストが、ぜひ君を育てたいとおっしゃっている。
落ち着いて聞きなさい。そのピアニストの名は、
マーシャ・アルジェリーナ、だ」
「…え?」
あー、丹下!!いや、四辻か。大変だ、すごいぞ!いやぁ、驚いた!!」
興奮した杉田は、大輔に詫びつつ、初音にA4サイズの茶封筒を差し出した。
「何ですか、これ?」
初音は封筒を受け取り、中身を取り出す。
びっしりと英文が書かれた書類が数枚と、手書きのメモ。手書きのメモは英語ではなくどうやらドイツ語のようだ。
「先日のコンクール、海外審査員にドイツの音大教授ディアナ・クラウゼがいただろう?彼女が四辻の演奏を気に入ったようで、君をドイツにどうかと言ってくれた」
「あぁ、副賞の二週間の短期留学ですよね?ドイツも考えていたんですよ。ディアナ・クラウゼの講習会ならぜひ参加したいです」
「いや、まぁ、聞いてくれ四辻。この話にはまだ続きがあるんだ。
そのディアナ・クラウゼが、録音された四辻のプロコフィエフ3番を自宅で聴いていたら、たまたまピアニストが来訪したそうなんだ。そこで偶然君の演奏を聴いたそのピアニストが、ぜひ君を育てたいとおっしゃっている。
落ち着いて聞きなさい。そのピアニストの名は、
マーシャ・アルジェリーナ、だ」
「…え?」