【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 しばらく捜査を続けていたが、科捜研で防犯カメラの映像や証拠品の鑑定をするのに時間がかかってしまったため、今日の捜査は一旦終了した。

 「お疲れ様でした」

 「お疲れ〜。気を付けてな?」

 「はい」

 仕事が終わり、スマホを開くと。若葉さんから連絡がきていた。

 【仕事、終わりましたか?】

 【終わりました】

 返事をしたら、返信はすぐに来た。

 【お疲れ様です。裕太さん】

 裕太さん……そう言われると、なんだか緊張してしまう。
 
 今まで刑事さんと呼ばれてきたせいか、名前呼びがあまり慣れていなくて、未だに緊張する。

 【ありがとう。そっちはもう終わり?】

 【はい。今日は定時で帰れるので、今から帰ります】

 【じゃあ、一緒にご飯でもどう?】

 【はい。行きたいです】

 【今どこにいる?迎えに行くよ?】

 【まだお店です。えっ?迎えに来てくれるんですか?】

 若葉さんは、嬉しそうに返信してきた。



 
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