【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 すると緒方は血相を変え、表情を変えた。
 
 「何で俺たちがここに来たのか、お前にはもう分かるよな?」

 「知るか!帰れ!俺は何にもしてねぇよ!」

 「おいおい。しらばっくれても無駄たぞ?」
 
 「本当に知らねぇよ!」

 「緒方和真さん。今回の殺人事件について、お伺いしたいことがあります。署までご同行願えますか?」

 「……分かったよ。着替えてくるから、ちょっと待っててくれ」

 「なるべく早めにお願いします」

 「わーったよ」

 そして一度ドアが閉められた。しかしそのすぐ後、家の中から窓の開く音がした。
 
 「しまった……!!」

 まさか、逃げられたか!?

 俺と山崎はすぐに家のドアを開けた。しかしヤツは窓から逃走したためすぐにヤツを追った。

 「源さん!緒方が家の窓から逃走しました!」

 「了解!」

 源さんに無線をつなぎ逃げた方向へと向かった。

 どこだ!緒方のヤツ!絶対捕まえてやる……!

 
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