【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書


 「……え?」

 「あれ、君は……?」

 「え、刑事さん!?」

 「やっぱりこの前のカフェの!……えっと、笹木さんだっけ?」

 「え、名前覚えててくれたんですか?」

 「……あ、まぁ」

 「刑事さん、ほんとにアンパンと牛乳なんですね(笑)」

 「え?」

 「だって、刑事ドラマでよく見るじゃないですか?アンパンと牛乳食べてる所!」
 
 「あ〜。まぁイメージはあるかもね。でも残念ながら、これは俺のじゃないよ!俺の先輩のだ。捜査一課の鬼と呼ばれるベテラン刑事がいて。その人のなんだ」

 「捜査一課の鬼?」

 「そう。捜査一課の中では特に検挙率ナンバーワン。だけど犯人を捕まえるためなら、手段は選ばないちょっと危険な刑事」
 
 「……き、危険?」

 「そう。俺たちはその人を尊敬はしてるけど、ああいうふうにはなれないから、そこはやっぱり、捜査一課の鬼の特徴かな?」

 「な、なんかよくわからないけど、頑張ってください」


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