【完結】警察官な彼と危険な恋愛白書
「了解。笹木さんが少しでも笑顔になってくれたら、俺はそれで嬉しいからさ」
「ありがとう、ございます」
「あ、ここは、俺の同級生がやってる店でね。昔からよく来てるんだ」
「そうなんですね?……あ、だからさっき、親しげだったんですね?」
「そう。俺の同級生が店長をやっていてね、昔からよく世話になってて」
「そうだったんですね?」
「俺がまだ刑事になりたての頃に、よく落ち込んだ時にはここでよくハーブティーを飲んで心を落ち着かせていたんだ」
「へぇ……意外です、なんか」
「え、そう?」
「はい。なんか、刑事さんのイメージはあんぱんと牛乳か、コーヒー牛乳のイメージなので」
「それね、よく言われるよ?でも俺はあんぱんと牛乳じゃなくて。どっちかというと、クリームパンとコーヒー牛乳かな?」
「え!そうなんですか?これまた意外です」
「そう?結構いい組み合わせだよ?」
「ふふふ」