【完結】モンスター撲滅委員会


そのとき


扉の外――透明なガラスの小窓の向こう側に、気配を感じた。


「……マキは。あいつは」


どこからともなく

陽気な歌声が聞こえてくる空間で


ただただ緊迫した空気が流れる。


この時間も他の客室では

子供から大人まで、いろんなひとが

歌って楽しんでいるというのに――……


「ヤバい女だ」


わたしは、日常(そこ)にいない。


< 162 / 653 >

この作品をシェア

pagetop