【完結】モンスター撲滅委員会
豹変してしまった男を目の前にして
ひるむどころか
「ははっ」
可笑しくてたまらない様子のカイくんが
心底、理解できない。
「あはは。キミ、本当に……頭が悪いんだねえ」
「負け惜しみか」
「ちがうちがう。だって。僕がキミになにかした証拠なんて残したところで――無意味なのに」
「無意味なものか。罰は法に基づいて下される。その法も――証拠なしには使いものにならねえんだよ」
「そういうとこは。“フツウ”なんだ?」
「なにが言いたい」
「キミさあ。僕が、まともにキミとやり合うと思ってんの」
カイくんは手段を選ばない。
カイくんが重視すること、それは――
「おもしろくないでしょ。マジメにキミをやっつけても」
彼が、たのしいかどうか。