【完結】モンスター撲滅委員会
マキさんと店長さん、二人を客室に残し
わたしたちはカラオケ店をあとにした。
「出てきてよかったんですか……?」
「立つ鳥あとを濁さず――僕らがあの場にいたことなんて。誰も知らなくていいんだ」
「……でも。店長さんのスマホには、カイくんの声が」
「問題ないさ。破壊しておいた。あの部屋での僕らの映像も、彼のスマホのデータも」
「そんなことが……?」
「できるんだねえ。僕らには」
カイくん以外のメンバーが
裏で、動いているんだ。
「便利なものを使うときは。その利点だけでなく欠点も把握しておかなくちゃ」
直接触れずに覗いたり、壊したり。
わたしの知らないところで想像もできないことが起きている。
「悲惨なことになってるんじゃないかな」
「え?」
救急車とパトカーのサイレンが、近づいてくる。
「僕からしたら。愉快でしかないけどねえ」