【完結】モンスター撲滅委員会


「初めて会ったときのママは。荒れに荒れていたよねえ」

「……土屋さんが」

「けれど、彼は。自力で地獄から這い上がった男なんだ」


逆境を乗り越えた土屋さんは

そんな自分を、誇っていいと思う。


「手助けしてもらったにせよ。彼でなきゃ。つぶれてたんじゃないの」


土屋さんは、言っていた。

自分がカイくんたちといるのは――怪物狩りになったのは、自分を拾ってくれた人がいるからだと。


その人が

ボス的存在……なのかな。


「すごく、苦労されたんですね。土屋さん」

「同情してるー。つっちーがかわいそう?」

「……え?」

「どーせ。なんにもわかんないでしょ」

「!」

「キミの想像力で思い描く苦労なんて。たかが知れてる」

「……っ」

「口先だけで心配したり。わかったこと言うのは、よしなよ」

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